雇用期間が決まっている

期間工とは、期間の定めがある労働従事者のことですが、その定めがひとつのデメリットになり得ます。気に入った職場や仕事内容ですと、そのまま働き続けられたら嬉しいものですが、期間工の場合はそうもいきません。労働基準法により、最大で2年と11ヶ月までしか働けないようになっており、期間の満了後は、基本的に労働契約が終了します。また同じところで働くチャンスもありますが、クーリング期間を置かなければいけないことを知っておきましょう。契約終了後の半年間は、同じ職場で働くことができない決まりがあるため、すぐに同じ期間工求人に応募することはできないのです。他の企業からも募集が出ていることもありますので、拘りがなければ別の期間工に挑戦をするのも良いかもしれませんね。

単調な作業になりがち

基本的に期間工の仕事内容はライン作業と呼ばれるもので、例えば、流れてきた部品に決められた作業を加えていくというのが主な業務です。こうした作業を、シフトを組んで延々と行っていくのですが、それゆえに飽きてしまうという人も少なくありません。慣れるまでは飽きる暇もないものの、1ヶ月ほども働くと作業内容を覚え、退屈に感じてしまうという経験者からの声もあります。ルーティンワークが好きな人ですと、決まったことを繰り返すだけですので苦には感じないかもしれませんが、新しいことにチャレンジをし続けたい人ですと、大変さを感じやすいことが考えられます。自分なりのやりがいや楽しさなどを見出すことで、面白みが出てくることもありますが、仕事とどのような向き合い方をするかによって苦労の度合いも違ってきそうですね。