すべての仕事が期間満了まで働けるとは限らない

期間工は繁忙期の人手不足を解消するための臨時の仕事なので、当初の雇用契約が必ずしも守られるとは限りません。仕事の内容によっては当初の見込みよりも早く繁忙期が終わってしまい、それに伴って雇用期間も短縮されることがあります。通年雇用の作業員なら他の部署へ回されることもありますが、臨時の仕事である期間工にはそのように配慮されることはほぼありません。繁忙期が短ければそれだけ雇用期間も短くなることが多いため、期間工の仕事は安定性に乏しいとされています。多くの期間工が通年雇用と比べて時給単価が高く設定されているので多く稼ぐことができるイメージがありますが、雇用期間が満了するまで働ける確証がないので絶対稼げるとは断言できません。

仕事の安定性で選ぶことが重要

期間工の仕事は雇用期間が決まっているものの、繁忙期によって就労日数が左右されやすい不安定な働き方でもあります。それでもできるだけ長く働くなら、仕事が安定して続きやすい所を選ぶことが重要と言えるでしょう。天候や流行など不確定な要因に左右されやすい分野は避け、時給単価が多少安くても安定して仕事が回って来る分野を選ぶのが長く働くコツです。しかし、そのような分野は人手不足になるほどの極端な繁忙期になりにくいので仕事探しは容易ではありません。期間工の仕事に特化した転職サイトや派遣会社を利用するなど、日頃から情報収集を入念に行うことが大切です。また、期間工の経験が長い人は登録している転職サイトや派遣会社から安定した仕事を紹介される可能性があります。